一定期間更新がないため広告を表示しています
阪大将棋部 雑兵日記明道館 雑兵共の 夢の跡
2018.03.16 Friday
2018 冬合宿
0日目(2/19) 合宿係・宮本は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の一回生・宮屋敷を除かねばならぬと決意した。宮本にはスキーが分からぬ。宮本は、一回生である。GPA3.3をたたき出し、競馬を見ながら一年間やってきた。けれども、彼は合宿係である。遅刻に対しては人一倍敏感であった。(走れメロスより 一部改正)
その日の正午過ぎ高坂邸に宮屋敷、大中、高坂が集った。あまりのものの少なさに彼はミニマニストなのかと思い、善の研究を筆頭とする蔵書を拝み、麻雀を嗜んだ。ほぃを食べ、梅田のルクア・蔦屋書店のラウンジでスタバを飲みつつまったりと集合時間が来るのを待って、出発。万事順調、順風満帆の序盤だと誰もが思っていた…しかし、集合場所である正面口が見当たらない。必死に案内板から正面口を探す。見つからない。西村さんに電話 西村 「新大阪の正面改札出て右のほう」 宮屋敷「(復唱)…正面口ない。わかんない。」 高坂 「ここは大阪駅ではなかろうか…」 宮屋敷・大中「それだっっっっっ」
集合時間まであと5分。 まだ間に合う。行こう。混乱した頭脳の恢復と共に、わずかながら希望が生まれた。義務遂行の希望である。路行く人を押しのけ、(キャリーケースで)跳ね飛ばし、三人は黒い風のように走った。すっかり沈みきった太陽の10倍も早く走った。宮屋敷の頭は空っぽだ。何一つ考えてない。(だからこんな目に合うのだっっ)時計の針が22時50分をまさに指そうとした時、三人は疾風のごとく集合場所へと突入した。間に合わなかった。(集合時間は22:40) (走れメロスより だいぶ改正)
1日目 (2/20) 夜行バスで目を覚ますとそこは雪国であった。自家用車をブイブイいわせてやってきた鎌田さんも合流した。合宿係・宮本を筆頭に清水(4)・西村(3)・鎌田(2)・荒木・大中・片岡・川村・高坂・宮屋敷・淀(1)の11人は、二時間おきに起こされるバスによる疲労を隠せぬまま長野県斑尾のゲレンデへと繰り出した。大半がスキー初心者である一回生はスキー板をはくことさえままならない。転んだときの復帰の仕方を学びこけては起き上がる練習からスタート。スキー経験者である西村さんによる熱血理論指導を経て晴れて我々はスキーデビューを果たした。コケにコケ、スキーの練習なのか復帰の練習なのかわからなくなっている一回生を尻目に、圧倒的なスキー力を見せつけ、ド派手な黄緑色のウェアを着こなし颯爽とゲレンデを滑走する西村さんは、エルサもかくや、とばかりに美しい女性に声をかけられた。(記念写真の撮影を依頼されただけだった…)午前中いっぱいかけてやっとこさ初級コースを滑り降りた我々はカンシタの三倍もするカレーライスに絶句しながらも、もりもり食べた。午後からはスキー力に一抹の不安を抱える川村、宮屋敷が清水さんのもとで特訓し、西村さん、鎌田さんはほかの一回生を引き連れ中級コースへと進んでいった。スキー板の故障といったアクシデントはありつつもそれぞれメキメキ力をつけた。 大中君が中級コースでこけた拍子に口の中えぐったこと以外は無事に一日目終了。
ホテルでは二つの部屋に分かれる。 清水部屋 大中・川村・宮本・宮屋敷 西村部屋 鎌田・荒木・片岡・高坂・淀
清水部屋の隣ではうぇいがway way していた。うるさい。奴らを鎮めなければ。何よりうぇいは我々の敵。学生生活をキラキラ謳歌するなど言語道断。そこで合宿係・宮本が取り出したひみつ道具が
あつもりボタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン(https://atsumori.orangeliner.net/) 宮本の手から繰り出されるあつもり連打。 永遠とあつもりぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!の音が鳴り響く。 大中参戦。お前はさっきまでえぐれた頬を気にするセンチメンタルボーイだっただろう??何故あつもりボタンを連打している??あれ?なんか楽しそうだな。やりたくなってきたぞ。あつもりぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かくして清水部屋は阿鼻叫喚の熱盛部屋となった。清水大爆笑。宮本壊れる。端的に言ってカオス。あまりのカオスっぷりにとなりの部屋のうぇいは鎮まる。かくして将棋部の逆襲は成功したのである。(隣の部屋の方々はのみすぎでげろってました。あつもりぃぃぃ。)
(撮影 西村さんに声かけた雪山美女)
二日目(2/21)
大中、昨晩植え付けられた恐怖心で無念のリタイア。ついでにへたくそな宮屋敷もリタイア。ホテルでニート。将棋指したり、平昌五輪見たり。午後からは西村さん激押しの広島風お好み焼き食べ元気充電。午後からは不撓不屈の精神でゲレンデに繰り出す。スピードによる恐怖心を抱えた高坂、片岡と合流し初級者コースをぐるぐる。川村は恐れを知らずバンバン中級コースにアタック。(惨敗のことが多かったようである。)宮本、片岡、荒木、淀は先輩方に連れられいくつかのコースを制覇。清水さんは背後から後頭部にアタックを食らう。だいじょびゅー?(いつの日か部室に来たマイケル風)そんなこんなの二日目。 ホテルに帰ると豆乳鍋。大中君への配慮で宮本がキムチ鍋から変えたとか。優秀。
その日の夜…我々は禁断のゲームに手を出してしまった。 その名もシャブゲーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム その怪しき名のゲームはシャブ(自動車部の略)の長(部長)である鎌田によってもたらされた。その恐るべき中毒性はクスリにも似ており、そこから得られる快楽はクスリによってもたらされるそれに似るとかにないとか…昨晩は疲労感からかお葬式のようにしずまりかえっていた西村部屋がにわかに活気づいた。狂喜乱舞のシャブゲーム。恐るべし。将棋で鍛えた先受けの力を発揮し牽制の応酬。その盛り上がりは延々と続いた。隣の部屋のうぇいも驚く盛り上がりっぷり。あつもりぃぃぃぃぃぃ!
最終日(2/22) 楽しかったスキー合宿もいよいよ最終日。はじめは初心者だった一回生もこのころになると棋風が分かれ始める。大中、高坂、片岡はスピードを制限しつつ安定した滑りを見せ、淀、荒木、宮本は様々なコースを自在に駆け回る。川村は難関なコースにも果敢にチャレンジする積極的な指し回しを見せ、宮屋敷はブレーキをかけない(かからない)直滑降を得意とする。はじめは初心者コースでこけまくっていた私たちも今や中級コースをノーミスで滑れるようになった。それもこれも優しく指導してくれた清水、西村、鎌田のお三方のおかげ。そんな感慨にふけりながら滑ること5時間。いよいよラストプレイ。ここで宮本悪魔のささやき「中級チャンピオン制覇しよう!」リフトに揺られいまだかつてない高さに上る。中級チャンピオンは中級コースの中でも上級寄りと難易度の高いコースである。ここに挑戦することになるとは!さあ、チャンピオンを倒しに行こう…
倒せるわけないじゃん。15KO食らいました。滑り降りたというより転がり落ちたという方が適当。スキー厳しいよ… 何はともあれ無事終了。ホテルにてバスを待つ。何もかも終え、疲労感に苛まれる。一同無言。一方、隣の部屋には男女50人ほどの団体が。壁越しに伝わる和気藹々とした雰囲気。そして淀はこういった。
「うぇいになりたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい」
スキーはできても、うぇいにはなれない将棋部の素敵な冬合宿でした。 Fin.
番外編(阪大将棋部 炎の6番勝負) 帰りの夜行バス。とあるSAにて夜ご飯&お土産購入。 このSAではお土産2,000円ごとに一回くじが引ける。景品は長野名産の林檎。これはもうやるしかない。11人合計約12,500円。我々には6回のチャンスが与えられた。ちなみに例年5〜10前後の林檎を獲得するらしい。果たして結果は… 清水 はずれ 西村 はずれ 片岡 はずれ 淀 はずれ 宮屋敷はずれ 川村 はずれ 獲得林檎数 0 炎の6番勝負全敗。ア〇マTVもびっくりの企画倒れ。ちなみに哀れに思ったレジのおばちゃんが林檎を3つくれたとさ。 おしまい。 コメント
行けばよかった(金さえあれば)
| ツイ廃 | 2018/03/16 2:01 AM |
若人が楽しそうで何よりです
| 弟子の誘いを蹴る人 | 2018/03/16 2:44 AM |
みんな若いなぁと思った。
| 後頭部大丈夫でした | 2018/03/16 12:59 PM |
コメントする
この記事のトラックバックURL
http://handaishogibu.jugem.jp/trackback/2062
トラックバック
|
+ PR
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
+ LINKS
+ PROFILE
|
(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
|
PAGE TOP |